Quoi Q&A -Daikatsuyaku-
Seiichi Uratani ( BuddyOptical / howse )
大活躍したこと、した物というお題を頂いたので
じゃあやっぱり大活躍したことでしょ!と思って過去を振り返ると
大活躍どころか活躍した覚えもない。
ああ、自分はそういう人間だったな、と思い大活躍した物を考える。
あれでもない、これはちょっと…と考えていたが、そういえば去年原付を買った。
前の年に思いがけず田舎に家を買い、日常の足に不便を感じたので思い切った。
思い切ったというのはバイクなんて高校生の頃にイキって
ベスパに乗ってたぐらいでそれも1年ほどでバイクって怖いなっ
となってすぐに手放したからだ。ヤンキー世代だがヤンキーにはなれなかった。
買うと決めたので調べる。意味のない買い物は嫌いだ。
何かを選ぶという事は何かを捨てると同義だ、真剣にやる。
現行の物が苦手なのでどうしても古いのに目がいってしまう。
かといってビンテージとなるとカッコ良過ぎてこそばゆい
となると谷間の世代の何これ?ってなってるやつに親近感を覚える。
古着でも小物でもなんでもそうだが
デザイナーの意図物の存在意義が薄れてただそこにポツンと
立っているような物、意図されたデザインが時間の経過により
意図されない見え方をし一人歩きしている物がある。
時間の流れと共に変わる一過性のものだと思が
そういう物に出会うと笑ってしまい手を出してしまう。
その後にビンテージに化けるかただのゴミになるかは知ったことではない。
スーパーカブ スーパーカスタムという長ったらしい名前の83年生まれの
マイナーカブ。某オクで2万円ほどで出品されていた。
相場を考えると相当安くて状態も良い。そして何か変。
慌ててこのバイクについて調べてみると、角目カブ(ヘッドライトが四角)
と呼ばれる一派でカブ好きからは不人気だが
燃費が未だに世界一(リッター180㌔)という今2020年やぞ、なんでや?
となる意味不明のアピールポイントで仕方なしな感じで
一目置かれている存在だとわかった。
燃費世界一というおおよそバイクらしくない
平和なアピールをする為に取り付けられた何の役にも立ちそうにない
エアロバイザー、カブ好きからの不人気、安い
こういう間抜けな輩は大好物なので即購入。
以来、壊れ続けているが直し続けて大活躍?しています。
Seiichi Uratani(BuddyOptical/howse)
