Quoi Q&A -the dawn-
Mamiko Naito (Color Artist)
Q 1
色彩作家をはじめたきっかけは?
A 1
色彩作家とは自分で作った肩書きでして
私は「人の想いや感情を色彩で表現する」ということを軸にしている美術家です。
活動内容としては、色彩アート制作、色彩デザイン制作
色彩講師活動の3種があります。
活動を始めたきっかけ、、というと、
美大を卒業して東京で3年ほどグラフィックデザイナーとして働いたのちに
自分にしかできないことをやりたいと思って仕事を辞めました。
その後ロンドンに留学するのですが、自分のアイディンティティーは
何かということを明確に出来ていないということに気づき
日本で探すしかないと思って帰国しました。
それから、自分と向き合って根本的に興味関心があることを探っていく中で
元々感情を上手く表現することが苦手だったことから
目に見えない複雑で繊細な想いを、何かで表現して認めてあげたいと
思うようになりました。
表現の手法を探している際に、祖母が残してくれた日本画顔料と出会い
今の活動へと繋がっていきました。
Q 2
デザインのはじまりとおわりは?
A 2
”自分がデザイン仕事をする際の考え”という観点で考えました。
依頼者の想いを聞くことが”始まり”で
用途、動機、感情をヒアリングし、正しく受け止めて、自分ができるベストを尽くし
最終的に依頼者が喜んでくれることで”終わり”と思っています。
Q3
今年1番感化させられた事柄は?
A3
3年ぶりに個展を行ったのですが、
自分の専門外の事も展示設計の要素としていれる必要があり、
沢山の方に協力をお願いしなければなりませんでした。
予算も期日もあまり余裕がなく、最初は申し訳ない気持ちでしたが
他の分野のスペシャリストのみなさんが、心よく力を貸してくださったことに
非常に心を打たれました。
自分の世界を掘り下げる重要さももちろんですが
一人でできることの限界を感じ、協力して創造する素晴らしさを、改めて知りました。
Q4
10年後のビジョンは?
Q4
10年後というと、文明の進化や、天変地異などもあると思うので
あまり明確にイメージしきれないな~というのが正直なところです。
強いてゆうなれば、こころも身体も健やかでありたいです。
時代の変化に嘆く事なく、色彩作家として生きていたいと思います。
Q5
最後に何かあればどうぞ。
A5
毎朝、諸々一段落したら鏡の前にたって、
「人生は奇跡の連続!」と叫んでいます。
元気なときも、そうでない時もありますが
気分がよくなるので、よかったらお試しください。
Mamiko Naito (Color Artist)
Instagram @mamikonaito
facebook 色彩作家・内藤麻美子
Website http://mamikonaito.com
毎月第二金曜日、京都の老舗顔料店の上羽絵惣さんにて色彩ワークショップを開催中です。
詳細は、ブログかインスご覧下さい。